第四期生(2015年)沼田桃佳

2015年8月25日(火)

朝は7:00に宿泊所のロビーに集合し、地下鉄(北新泾~終点の徐泾东)とバスに乗りました。その日の夜の中国語学習で教えていただいたことですが、降りる駅や賃金を告げて車掌さんの持つ機械にICカードから先払いするのは田舎のほうだけだそうです。都会のほうは車掌さんがおらず、自分でカードをタッチします。日本よりクラクションを頻繁に鳴らすことなども新鮮でした。9時頃に工場へ着きました。渋滞や乗り換えの時間があるため、2時間は必要でした。 

工場では昨日の続きで研磨を行いました。同じ部品ですが、昨日磨いたものよりも微細な傷が多く、何度も目を凝らして探しました。それでも見落としがあったようで、確認してくださった方に手を加えられることが何度かありました。 

昼食はワンプレートによそっていただく形式でした。スープを自分でよそったあと、プレートで受け取るため列に並びます。わたしはあまりたくさん食べられないことから、4種ほどのおかずから2~3種選ぶか、すべてを少なくしてもらいたいと思い、今日は種類を減らすことにしました。たどたどしく“我要这个和这个。”というようなことを言い伝わっているか自信がなかったのですが、親切に聞き返してくださり、思い通りのおかずをよそっていただくことができました。これも夜の中国語学習の時間に教えていただいたことですが、「大盛り」は“大份”、「少なめ」は“小份”と言えばいいそうで、さっそく使ってみたいと思いました。 

休憩のあと、同じ作業ですが磨く部品が変わりました。最初のものは傷を見つけ磨くというものでしたが、今度のは傷というより凹凸が目立ち、その凹凸もヤスリでは削れないほどのものもあります。目印のシールが貼ってある箇所はわかりますが、そうでない凹凸をヤスリでどれほど削ればいいのかわかりませんでした。また、部品が変わったので箇所によって磨くべきかそうでないのか迷い、“这样的也…?”とヤスリで磨くジェスチャー付きで聞きました。なんとか通じたようで“不用。”と返されましたが、「磨く」「傷」など大学の授業で習わないような、しかし塗装工場で使いそうな単語は事前に調べておく必要があると思いました。それから、部品が変わるとヤスリに付く塗料の色や磨きやすさが変わることから、塗料にはとてもたくさんの種類があると教えていただいていたことを思い出しました。 

15:30になると現場の方に“你下班。”と言われ、先に終えさせていただきました。こういうときに何と声をかけていいかわからず“再见。”とだけ言ってその場を離れてしまいましたが、中国語の先生に聞いたところ“我先走了。辛苦了。”と言えばいいそうなので、これも明日から使いたいと思います。

中国語の教科書に乗っている単語だけでは、工場で作業や挨拶をするのに不十分であることを痛感しました。

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