第四期生(2015年)沼田桃佳

2015年8月26日(水)

第三天[8/26星期三] 

今日は工場内の見学をさせていただきました。わたしは二日間で研磨しかしていなかったので、塗装の過程は特に新鮮でした。脱脂から表面調整など液体を使用する過程だけでもいくつもの段階を踏むことに驚きました。また、作業工程とは関係ありませんが、中国人は日本人より気になったものや人のことは盗み見るのではなくしっかり見るようで、わたしたちが見学している時もむしろわたしたちが見られていて違和感を覚えました。 

作業は大きく分けて梱包と検品でした。初めはあまり話していない印象でしたが、やはりここもしばらくすると会話が尽きなくなりました。想像以上に女性が多いことも含め、日本で抱いていた工場のイメージとは随分違います。 

梱包はすぐに終わり、検品作業が続きました。塗装を終えた部品がレーンに吊られて回って来、それをひとつひとつ目で見て出荷できるか判断します。わたしは不良が見つかった場合の研磨やサンダー掛けをさせていただきました。ヤスリを使った研磨は前日までもしてきましたが、サンダーが思いのほか難しくコツを掴むのに時間がかかりました。女性の方も片手で何気なく使っていたのですが、見た目以上に力の要る機械です。片手で部品を抑え、もう一方の片手でサンダーを扱いますが、回転するヤスリに引っ張られて思い通りの部分が削れず苦心しました。それでも削る部分を教えていただきながら続けるうちに、だんだん思い通りに磨けるようになりました。 

その作業が終わると、小さな部品の梱包がありましたが、仕事を終える時間になってしまい少ししかできませんでした。ですが、前日に習った“我先走了。辛苦了。”を言うことができたり、仕事が切り替わる時に“我应该干什么?”と聞くことができたり、また昼食のときに“这个小份。”とお願いすることができたりと、少しはコミュニケーションがとれるようになったと感じました。 

帰りのバスは乗る路線を間違えてしまいましたが、車掌さんに次のバス停で降りるよう教えていただき、無事正しい路線のバスに乗ることができました。一駅分の1元を払うことになってしまいましたが、いい勉強になったと思います。 

中国語学習の時間は、4人共通で教えたいことがあるということで、引き続き分かれずに教えていただきました。今日は「値引きの仕方」についてです。週末には上海各地に出かける予定なので、使う機会があれば活かしたいと思います。

评论